なぜ今メンズ脱毛が急増しているのか
「脱毛=女性のもの」という時代は、もう完全に過去のものです。ここ数年、メンズ脱毛の市場は右肩上がりで成長しており、20代〜30代の男性を中心に利用者が急増しています。
その背景にあるのは、清潔感に対する社会的な意識の変化です。ビジネスシーンでも「身だしなみの一部」として脱毛が認知されるようになり、営業職やサービス業の男性が「ヒゲ脱毛から始めた」というケースが非常に多くなっています。
さらに、SNSの普及で「自分の見た目を気にする」男性が増えたことも大きな要因です。正直なところ、毎朝のヒゲ剃りに10分かけるより、脱毛してしまったほうが時間もお金も節約になるんですよね。5年間の髭剃りコストを計算すると、シェーバー代・替刃・シェービングフォームで10万円以上かかることも珍しくありません。
「興味はあるけど、種類が多すぎてよく分からない」「痛そうで怖い」——そんな不安を持っている人のために、この記事ではメンズ脱毛の種類から選び方まで、ゼロからしっかり解説していきます。
脱毛の種類を徹底比較(医療レーザー / 光脱毛 / ニードル)
メンズ脱毛には大きく分けて3つの方法があります。それぞれ仕組みも効果も異なるので、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切です。まずは一覧で比較してみましょう。
| 比較項目 | 医療レーザー脱毛 | 光脱毛(美容脱毛) | ニードル(美容電気)脱毛 |
|---|---|---|---|
| 施術場所 | 医療クリニック(医師常駐) | エステサロン | エステサロン・クリニック |
| 仕組み | 高出力レーザーで毛根の発毛組織を破壊 | 光(IPL等)で毛根にダメージを与え抑毛 | 毛穴に針を挿入し電気で毛根を処理 |
| 永久脱毛 | 可能(FDA認定) | 不可(抑毛・減毛) | 可能(1本ずつ確実に処理) |
| 痛み | 中〜強(麻酔クリーム使用可) | 弱〜中(温かい程度) | 強(毎回チクッとする) |
| 1回の施術時間 | 15〜60分(部位による) | 15〜60分(部位による) | 30〜60分(本数による) |
| 必要回数の目安 | 5〜10回 | 12〜20回 | 本数次第(数回〜数十回) |
| 費用感 | やや高い(1回あたりの効果が高い) | 1回あたりは安い(回数が多い) | 高い(時間制・本数制) |
| 向いている人 | 確実に脱毛したい・短期間で終わらせたい | 痛みが苦手・まず試してみたい | 白髪混じりの毛・ピンポイントで処理したい |
医療レーザー脱毛の特徴
医療レーザー脱毛は、医療機関でしか受けられない高出力のレーザーを使った施術です。最大のメリットは「永久脱毛」が可能なこと。発毛組織そのものを破壊するため、完了後はほぼ毛が生えてこなくなります。
痛みは正直それなりにあります。特にヒゲやVIOは痛みを感じやすい部位です。ただし、ほとんどのクリニックで麻酔クリームを用意しているので、「我慢できないほど痛い」ということはまずありません。最近は蓄熱式(SHR)レーザーという痛みの少ない機種も普及しており、痛みが苦手な人にもハードルは下がっています。
光脱毛(美容脱毛)の特徴
エステサロンで受けられる光脱毛は、痛みが少なく気軽に始められるのが最大のメリットです。IPL(Intense Pulsed Light)という光を肌に当てて毛根にダメージを与えますが、医療レーザーほどの出力はないため、効果は「抑毛・減毛」にとどまります。
ぶっちゃけ、「完全にツルツルにしたい」という人には物足りないかもしれません。ただ、「毛量を減らしたい」「毛が薄くなればいい」という人にはちょうどいい選択肢です。料金も1回あたりは医療脱毛より安いことが多く、初回キャンペーンで数百円〜数千円という破格のサロンもあります。
ニードル(美容電気)脱毛の特徴
ニードル脱毛は、毛穴1本1本に細い針を挿入して電気を流す方法です。白髪や産毛にも対応でき、確実に1本ずつ処理できるのが最大の強み。レーザーや光では反応しにくい毛にも効果があります。
デメリットは、時間と費用がかかること。広範囲の脱毛には向いておらず、「レーザー脱毛で残った数本を仕上げる」「白髪混じりのヒゲを処理する」といったピンポイントな使い方が一般的です。
部位別の料金相場と回数目安
「結局いくらかかるの?」——これが一番気になるところですよね。部位別の料金相場と必要回数の目安をまとめました。
| 部位 | 医療脱毛(5〜10回) | 美容脱毛(12〜20回) | 完了までの期間目安 |
|---|---|---|---|
| ヒゲ全体 | 8〜15万円 | 10〜20万円 | 1〜2年 |
| VIO | 8〜14万円 | 10〜18万円 | 1〜2年 |
| 全身(顔・VIO除く) | 25〜40万円 | 20〜35万円 | 1.5〜2.5年 |
| 全身(顔・VIO含む) | 35〜55万円 | 30〜50万円 | 1.5〜2.5年 |
| 腕(ヒジ上下) | 6〜10万円 | 5〜10万円 | 1〜1.5年 |
| 脚(ヒザ上下) | 8〜14万円 | 8〜15万円 | 1〜1.5年 |
ここで注意したいのは、「1回あたりの料金」だけで比較してはいけないということ。美容脱毛は1回の料金が安くても、必要回数が多いため、トータルコストでは医療脱毛と同程度、場合によっては上回ることもあります。
また、多くのクリニック・サロンが「5回コース」「通い放題プラン」などのセット料金を設定しています。都度払いよりもセット料金のほうが割安になるケースが大半なので、予算に余裕がある場合はコース契約を検討するのがおすすめです。
追加費用に要注意
表示価格に含まれない追加費用が発生することがあります。契約前に必ず確認しておきたい項目は以下の通りです。
- 麻酔代: 医療脱毛で麻酔クリームを使う場合、1回1,000〜3,000円の追加料金が発生するクリニックもある
- シェービング代: 施術前の自己処理が不十分だと、剃毛料として500〜1,000円かかる場合がある
- キャンセル料: 前日・当日キャンセルでコース1回分消化、というルールのところも
- アフターケア用品: 保湿ジェルや日焼け止めを別途販売しているサロンもある(買わなくてもOK)
医療脱毛 vs 美容脱毛 — 結局どっちがいい?
結論から言うと、「確実に脱毛したいなら医療脱毛、まずは試してみたいなら美容脱毛」です。
医療脱毛のほうが効果は確実ですが、痛みと1回あたりの費用は高め。美容脱毛は痛みが少なく始めやすいですが、効果は抑毛止まりで回数も多くなります。
正直なところ、両方を経験した人の多くが「最初から医療脱毛にしておけばよかった」と言うのも事実です。美容脱毛で20回通ったあと、結局医療脱毛に切り替えたという話もよく聞きます。
ただし、以下のような人は美容脱毛から始めるのもアリです。
- 痛みがとにかく苦手で、まずは痛みの少ない方法で様子を見たい
- 完全な脱毛ではなく、毛量を減らしたい(薄くしたい)
- 初期費用を抑えたい(美容脱毛は初回キャンペーンが充実している)
- 通い放題プランで予算を固定したい
逆に、「最終的にツルツルにしたい」「短期間で終わらせたい」という人は、最初から医療脱毛を選んだほうがトータルのコストと時間を節約できます。
失敗しない脱毛サロン・クリニックの選び方5つ
脱毛の種類を決めたら、次は「どこで受けるか」です。サロンやクリニックは数が多く、正直どこを選べばいいか迷いますよね。以下の5つのポイントを押さえておけば、大きな失敗は避けられます。
1. 使用している脱毛機器を確認する
同じ「医療レーザー脱毛」でも、機器によって効果や痛みがまったく異なります。最新機種ほど痛みが少なく、施術時間も短い傾向があります。公式サイトに機器名が記載されていないクリニックは要注意。「どんな機器を使っているか」を公開しているところは信頼度が高いです。
2. 料金体系の透明性
「月々3,000円〜」という広告に惹かれがちですが、これは分割払いの月額であって総額ではありません。必ず総額・追加費用・解約条件を確認しましょう。料金表がシンプルで分かりやすいところほど、あとからのトラブルが少ない傾向があります。
3. 通いやすさ(立地・予約の取りやすさ)
脱毛は1回では終わりません。数ヶ月〜1年以上通うことになるので、職場や自宅から通いやすい立地かどうかは非常に重要です。また、人気のクリニックは予約が取りにくいことも。「次回予約が2ヶ月先になる」というのでは、計画通りに進みません。予約の取りやすさも口コミでチェックしておきましょう。
4. メンズ専門 or メンズ対応の実績
男性の毛は女性に比べて太く濃いため、施術のノウハウが異なります。メンズ専門のクリニック・サロン、または男性の施術実績が豊富なところを選ぶと、適切な出力設定や施術計画を立ててもらえます。
5. カウンセリングの対応
初回カウンセリングで「契約を急かされる」「質問にちゃんと答えてくれない」と感じたら、そのクリニック・サロンはやめておいたほうがいいです。良いクリニックは、カウンセリングだけでも無料で対応してくれます。複数のカウンセリングを受けて比較するのが賢い方法です。
TEUNEMでは、メンズ対応の脱毛サロン・クリニックを条件別に検索できます。
初回カウンセリングの流れ
「カウンセリングって何をするの?」と不安な人のために、一般的な流れを解説します。ほとんどのクリニック・サロンで共通する内容です。
Step 1: Web予約
公式サイトや予約サイトから「無料カウンセリング」を予約します。この段階では契約の義務は一切ありません。気軽に予約してOKです。
Step 2: 来院・問診票の記入(5〜10分)
来院したら、まず問診票に記入します。聞かれる内容は主に以下の通りです。
- 脱毛したい部位
- 過去の脱毛経験の有無
- 肌トラブルの有無(アトピー、ケロイド体質など)
- 服用中の薬(一部の薬は施術不可の場合がある)
- 日焼けの状況(直近で強い日焼けをしている場合は施術延期になることも)
Step 3: カウンセラーとの面談(15〜30分)
問診票をもとに、カウンセラーが脱毛の仕組み・効果・リスクを説明してくれます。このタイミングで気になることは何でも質問しましょう。「痛みはどのくらい?」「何回で終わる?」「途中で解約できる?」など、遠慮する必要はありません。
Step 4: 料金プランの提案
希望する部位・回数に応じた料金プランが提示されます。その場で即決する必要はありません。「持ち帰って検討します」と言えば、それで問題ありません。即決を強く迫るようなところは、あまり信頼できないと思ったほうがいいでしょう。
Step 5: テスト照射(任意)
クリニックによっては、カウンセリング当日にテスト照射(お試し照射)を受けられることがあります。痛みの程度を実際に体感できるので、不安な人はテスト照射ができるかどうかを予約時に確認しておくと良いでしょう。
よくある質問
- 脱毛は本当に痛い?我慢できるレベル?
- 痛みの感じ方には個人差がありますが、医療レーザー脱毛の場合「輪ゴムでパチンと弾かれる程度」とよく表現されます。特にヒゲやVIOは痛みを感じやすい部位ですが、麻酔クリームを使えばかなり軽減できます。美容脱毛は「温かい」と感じる程度で、ほとんど痛みはありません。
- 脱毛の効果はどのくらいで実感できる?
- 医療脱毛の場合、1〜2回目で毛が抜け始め、3回目あたりから明らかに毛量の減少を実感する人が多いです。美容脱毛は5〜6回目くらいから実感が出てくることが一般的です。完全な脱毛完了までは、医療脱毛で5〜10回(約1年)、美容脱毛で12〜20回(約1.5〜2年)が目安です。
- 日焼けしていても脱毛できる?
- 強い日焼けをしている場合、やけどのリスクがあるため施術を断られることがあります。特に医療レーザー脱毛はメラニンに反応する仕組みのため、日焼け肌では照射できない機種もあります。蓄熱式レーザーなど日焼け肌にも対応した機器を導入しているクリニックもあるので、日焼けが気になる方は事前に確認しましょう。
- 脱毛中にやってはいけないことは?
- 施術期間中は「毛抜きでの自己処理」は厳禁です。毛根ごと抜いてしまうとレーザーや光が反応しなくなるためです。自己処理は電気シェーバーで行いましょう。また、施術前後の日焼け、飲酒、激しい運動は肌トラブルの原因になるため控えてください。
- 途中で解約できる?
- ほとんどのクリニック・サロンでは中途解約が可能です。ただし、解約手数料が発生する場合があります。契約前に「解約時の条件」を必ず確認しておきましょう。クーリングオフ制度(契約から8日以内)も適用されるケースが多いですが、条件はサロン・クリニックによって異なります。
脱毛が初めてで不安な方も、まずは無料カウンセリングから始めてみるのがおすすめです。複数のクリニック・サロンを比較して、自分に合った場所を見つけましょう。

